リスニングの聞き漏らしがあって答えを判断できない...
先読みが必要って聞くけどどうやったらいんだろう...時間が足りない...
TOEICリスニングセクションでこういう悩みを抱えていませんか？
実際、TOEICのリスニングでは文章も同時に読む必要があります。
ですが、リスニングを聞いている間は文章を読む意識が落ちてしまったり、その逆もありますよね。
これではカバーできる情報がどちらも中途半端になることは避けられません。
一方で、できる限り片方づつ処理できるようになればその心配は解消できるということです。
この記事では、私が実際にTOEICリスニングで実践している先読みのコツを紹介します。
先読みができれば、リスニング中の「聞く」と「読む」を別々に処理できるようになり、慌てることなく問題を解くことができるようになります。
先読みによる対策は600→960点と大幅なスコアアップにつながりました！ 5分くらいで読めるので、先読みを意識できていない人はぜひ本記事を読んで実践してみてください。
この記事を書いた人
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もくじ
リスニングセクションは「先読み」がカギ！
リスニングセクションにおいて、先読みは以下のような絶大な効果があります。
先読みのメリット
- 音声を聞く前に問題を予測でき、注意して聞くべき箇所がわかる
- 聞き漏らしがなくなる
- 音声を聞いてから解答するまでの速度が上がる
- 次の問題をチェックできる時間を確保できる
ちなみに上記順は、一つの問題をとく際に先読みにより訪れるメリットの順番でもあります。
各パートの解説をする前に、まずリスニングパートの全体像と先読みの方法論を解説します。
リスニング各パートの先読みと時間管理のポイント
先読みは実施する時間の確保が重要なポイント。
基本的には以下の二つの"スキマ"を合計した時間になります。
「前問で早く解答して余った聞きながし時間」＋ 「問題間のポーズ」(音声が流れていない時間)
つまりこれはポーズの時間は決して解答の時間ではないことを意味します。
参考までに各パートのポーズの時間は以下の通り。
| 問題のタイプ | 問題数 | 一問あたりの解答時間(ポーズ) |
|---|---|---|
| PART1：写真描写問題 | 6問 | 約5秒 |
| PART2：応答問題 | 25問 | 約5秒 |
| PART3：会話問題 | 39問 | 約8秒、グラフィック問題約12秒 |
| PART4：説明文問題 | 30問 | 約8秒、グラフィック問題約12秒 |
それではいよいよ、各パートごとの先読みのコツを確認してしていきましょう。
PART1：写真から連想される英語表現を思い浮かべる
PART1は写真描写問題、3分で全6問、問題の間のポーズは5秒です。
本パートは確認するものが文章ではなく写真なので、先読み要素は少ないです。
問題が始まる前に写真の内容と連想される英語表現を頭に思い浮かべましょう。
そして、次の問題の Look at the picture..が聞こえる前にマークを終わらせましょう。
「誰が」「どこで」「何をしている」の人または物の状態や行動が問われるケースがほとんど。
主語と続く動詞が最重要なので聞き逃し厳禁です。
PART2：冒頭の聞きもらし厳禁 (先読み必要なし)
PART2は応答問題、9分間で全25問、問題の間のポーズは5秒です。
本パートは事前に確認できるものが何もなく、先読みの要素はありません。
問題ナレーションの冒頭(特に疑問符の5W1H)に全集中して確実に聞き取ることが最重要です。
冒頭以外は聞き取れなくても、解答にたどり着ける確率が高いです。
したがって「すべてを聞き取り完全に理解しよう」という姿勢はむしろ敵くらいの心持ちで大丈夫。
解答がわかったら次の問題のナレーションが聞こえる前にマークを終わらせましょう。
ちなみに、解答はほぼ「これしかありえない」選択肢です。
そのため、Aのナレーションしか聴いていない段階でAが正解と判断できたら、残りのBとCの音声は聞き流すことはよくあります。
そうすることで、長丁場のTOEICでわずかながらの休憩時間を挟むことできるようになります。
一問一答の本パートは問題数も多く難易度もそう高くないので、TOEIC全7パートの中でも最もスコアアップを狙いやすいです。勉強の際、聞き取れなかった問題は何度も聞いて声に出して読むことをオススメします。
PART3：説明、解答後の残り、頁送り、ポーズの時間をフル活用して先読みする
先読みが重要になるのが本パートと次のPART4です。
PART3は会話問題、全39問で17分、問題の間のポーズは約8秒(グラフィック問題は12秒)です。
まず、PART3で先読みにあてるべき時間は以下の通り。
これらをフルに活用したら各問題ごとになんと最大40秒近くも先読みのために捻出できます。
つまり「聞く」と「読む」を別々に処理できるすることができるようになります。
先読みに使える時間
- PART3説明の時間
- 問題用紙をめくる時のナレーションの時間
- 3問セットの問題を解答して余った時間
- 問題の間のポーズの時間
NOTE：先読みでは「設問の主語」は必ず確認。各選択肢は3つは誤答なので話題を確認する程度でOK！
PART3の解き方の理想は「一つ先読みをして問題ナレーションが読まれれている間に3問すべてを解答する」ことです。
以下の図を見て実際の流れをイメージして一緒に考えてみよう！
PART3では問題と選択肢は聞かずとも手元にあるので、会話を聞き終わった段階で解答が可能です。
つまり問題3つ分とポーズ３つ分の最大40秒程度、次の問題のために使えるようになります。
これだけ時間があれば、次の問題が始まる前に全てと言わずとも問いに目を通せると思いませんか？
これが「先読み」です。実際にこの流れで解けるようになると、リスニングスコアは劇的に上がります。
もちろん、あくまでも理想です。最大40秒が少し短くなったくらいで焦らなくて良いです。聞いた内容を反芻しながら再度問題と選択肢を確認して確実に解答しましょう。問題＋ポーズ１つぶんくらいは確保したい！
PART4：PART3と同様の先読みが有効
PART4は説明文問題、全30問で16分、問題の間のポーズは約8秒(グラフィック問題は12秒)。
先読みの方法はPART3と同じなので割愛します。
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まとめ：TOEICリスニングは「先読み」で問題を読む時間をつくろう！
本記事ではリスニングの先読みと時間管理のコツを紹介しました。
- PART1 : 写真から連想される英語表現を思い浮かべる
- PART2 : 冒頭の聞きもらし厳禁 (先読み必要なし)
- PART3, 4 : 説明、解答後の残り、頁送り、ポーズ時間のフル活用で最大40秒を先読みに確保可能
PART3,4を解説した通りに実戦するには英語力と練習が必要ですが、「先読み」を意識して1~2秒問題と選択肢を見れるようになるだけでもリスニングの解答し易さは段違いです。ぜひ意識してリスニングのスコアアップを目指してみてください！
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